Olha Stepanian

Olhaは1984年にウクライナのキエフで生まれ現在はチェルカースィ市在住の写真家。 キエフでは2019年に個展を開催。 2016年、2018年、2019年にはミュンヘンで開催されたフェスティバルにも参加した。 日本には未進出でaNmodaを通して初めて日本に上陸する。
小さい頃彼女はお針子になるはずだったが、26歳の時に初めてカメラを手にした時初めて本当の幸せを感じたのがフォトグラファーになったきっかけ。その後どうすれば面白い写真が撮れるのか学ぼうとし、現代の写真家よりも先人の写真家を模範にした。ミニマルで気まぐれなアートで有名なファッションとポートレート写真家のロドニー・スミス(1947年-)、裸と死者の挑発的な写真で知られるサリー・マン(1951年-)、率直とストリート写真の先駆者アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004年)が特に好きで彼らがとらえる瞬間の背後にある考えや意図を理解しようと努力した。
Olhaの写真は、孤独や疎外感、束縛や自由、落ち着きのなさ、ゴシップなど、さまざまな感情や状況を静かに探る、映画的なモノクロ写真で構成されている。 彼女は、自分の作品を見る人にこう伝える。 “私が撮った写真を通して、歴史や雰囲気、そして何よりも人々が日常生活で気付かないことを示したい。 人は誰でも違うし、世界観も人それぞれ違う。私の作品を見て、好きなように解釈してほしい。” と。